©高橋まゆみ人形館

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写真撮影 嶺村裕

プランを知る

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写真撮影 嶺村裕

「見える化調査」とロジックモデルの活用

本県では、第6期高齢者プランから、市町村が地域包括ケア体制の構築に向けて、現状と課題を客観的に把握し、適切な目標を設定して活動できるよう、取組を進めてきました。
第9期高齢者プラン策定に向けた新たな「見える化調査」では、これまでの調査を見直し、市町村担当者の回答負担を軽減するとともに、「成果」に焦点を当てたロジックモデルによって、目標と指標を階層的に整理しました。
新たな「見える化調査」では、①介護予防、②生活支援、③在宅医療・介護連携、④住まい・施設、⑤介護保険事業の信頼性の5分野について、ロジックモデルを設計しました。
見える化にあたっては、統計情報を指標に多く採用し、既知のデータは県が提供することで市町村の回答負担軽減を図りました。

「見える化調査」のロジックモデルとは?

施策の目標とする成果(最終アウトカム)を設定した上で、その達成のための複数の中間アウトカムや必要な事業活動や人員・施設・体制等の目標と指標を設定し、施策の成果を出すまでの論理的な関係を数値を伴って図式化したものです。

【地域包括ケア体制構築状況「見える化」分析シート】(エクセル:3,458KB)


ロジックモデル導入のメリット

  • 目標や指標を体系的に整理することでPDCAサイクルが強化され、計画の実効性が向上する
  • 計画の全体像や最終目標が共有され、関係者が共通認識をもって、より戦略的な施策に取組むことができる
  • 引継ぎ等が容易になり、政策の継続性が担保される 等

「見える化調査」のロジックモデルは、最終アウトカム、中間アウトカム、アウトプット、ストラクチャー等の要素で構成しています。日々の業務を実⾏する上では、手段ありきで考えがちですが、目的(最終アウトカム)を認識し、その達成にいかにつなげるかを考えていくことが大切です。

(例)ごみ排出量の抑制で例えると…

ロジックモデルの考え方・本県の状況

以下は、主な目標と指標をもとに本県の状況を「見える化」した結果です。

地域包括ケア体制の「見える化」ロジックモデルと本県の状況

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